“三河万歳”の読み方と例文
読み方割合
みかわまんざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町へ来るにぎやかな三河万歳みかわまんざいまでが、めでたい正月の気分を置いて行く中で、半蔵は謹慎の意を表しながらひとり部屋にすわりつづけた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おめえさまも昔とは違う身分だ。千両の金をなくしてしまえば、乞食するよりほかはあるめえ。主人と家来が二人つながって三河万歳みかわまんざいもできめえから、よっくそこらも考げえて下せえましよ」
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
三河万歳みかわまんざい普陀洛ふだらくやの合併がっぺいしたものと思えば大した間違いにはならない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)