“具陳”の読み方と例文
読み方割合
ぐちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日鏡葉之助は、蘭医大槻玄卿の、悪逆非道の振る舞いにつき、ひそかに有司ゆうし具陳ぐちんした。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もちろん、事情を具陳ぐちんして特別のお取り計らいを願うと言ったのである。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
〔評〕南洲官軍の先鋒せんぱうとなり、品川にいたる、勝安房かつあは、大久保一翁、山岡鐵太郎之を見て、慶喜つみつのじやう具陳ぐちんし、討伐たうばつゆるべんことを請ふ。安房素より南洲を知れり、之を説くこと甚だ力む。