“具視”の読み方と例文
読み方割合
ともみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中山大納言だいなごん菊亭きくてい中納言、千種少将ちぐさのしょうしょう(有文)、岩倉少将(具視ともみ)、その他宰相の典侍てんじ命婦能登みょうぶのとなどが供奉の人々の中にあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
中山忠光卿や、姉小路公知きんとも卿や、岩倉具視ともみ卿あたりもその仲間でありましょう。ここに現われた高村卿なるものも、多分その一人であろうと思われる。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
即ち薩長や岩倉具視ともみの肚では武力を以て圧倒しようとする所に、幕府の方から、頭を下げて来たのである。
鳥羽伏見の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)