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具象
ふりがな文庫
“具象”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぐしょう
83.3%
あらわ
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐしょう
(逆引き)
あたかも私のそういう長い不在を
具象
(
ぐしょう
)
するような、この高原に
於
(
お
)
けるさまざまな思いがけない変化、それにつけても
今更
(
いまさら
)
のように蘇って来る
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
男は必ず負ける。
具象
(
ぐしょう
)
の
籠
(
かご
)
の中に
飼
(
か
)
われて、個体の
粟
(
あわ
)
を
喙
(
ついば
)
んでは嬉しげに
羽搏
(
はばたき
)
するものは女である。籠の中の小天地で女と鳴く
音
(
ね
)
を競うものは必ず
斃
(
たお
)
れる。小野さんは詩人である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
具象(ぐしょう)の例文をもっと
(5作品)
見る
あらわ
(逆引き)
ウッスリと開き初めて、永遠の静けさを
具象
(
あらわ
)
す白眼と黒眼が、なごやかに現われ初め、固い一文字を描いていた唇が心持ほころびて、白い歯並がキラキラと輝き現われた。
眼を開く
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
具象(あらわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“具象”の意味
《名詞》
目に見えた形を備えていること。具体。
形で分かりやすく明確に示すこと。
(出典:Wiktionary)
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“具”で始まる語句
具
具合
具足
具足櫃
具行
具教
具視
具備
具眼
具體的
“具象”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
夏目漱石
吉川英治
夢野久作
堀辰雄