“具行”の読み方と例文
読み方割合
ともゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尊澄たかすみ法親王、尊長たかなが親王、このお二方も賊の手に渡り、藤原藤房、花山院師賢もろかた、北畠具行ともゆき千種忠顕ちくさただあき、これらの人々も賊の手に! ……
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼は、この六月、愛知川えちがわの宿で、生前の北畠具行ともゆきから、もっと多くの“宮方連判”の名をきいていた。——それを思い、これを思い合せれば
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、楽所がくそ御興ごきょうには、右大臣兼季かねすえの琵琶、権ノ大夫冬信の笛、源中納言具行ともゆきしょう、治部ノきょうのひちりき、琴は宰相ノ公春きんはるなど秘曲をこらした。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)