“ともみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
具視100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この形勢を、ハツキリと認識してゐたのは、大久保利通としみちである。明治二年四月、岩倉具視ともみ宛の書簡に
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「岩倉具視ともみは、薩長を利用して、薩長に利用せられざらんがために生きている」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
明治七年一月には、ついに征韓派たる高知県士族武市熊吉たけちくまきち以下八人のものの手によって東京赤坂あかさかの途上に右大臣岩倉具視ともみを要撃し、その身を傷つくるまでに及んで行った。そればかりではない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)