“こうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後方53.8%
寇封7.7%
公報7.7%
広袤7.7%
晃峰7.7%
高峯7.7%
黄袍7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何(なに)を見(み)たもありません、本船(ほんせん)左舷(さげん)後方(こうほう)の海上(かいじやう)に當(あた)つて星火榴彈(せいくわりうだん)に一次(いちじ)一發(いつぱつ)の火箭(くわせん)、それが難破船(なんぱせん)の信號(しんがう)である位(くらゐ)を知(し)りませんか。
寇封(こうほう)の歓びはいうまでもない。その場で、姓も劉(りゅう)に改め、すなわち劉封(りゅうほう)と改め、以後、玄徳を父として拝すことになった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もと寇氏(こうし)の子で、寇封(こうほう)といいます。幼少から父母をうしなったので、わが子同様に養ってきたものです」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その翌年(よくねん)の夏(なつ)には、公報(こうほう)こそ入(はい)らなかったけれど、兄(あに)の戦死(せんし)は、ほぼ確実(かくじつ)なものとなりました。
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)
正三の眼には、いつも見馴(みな)れている日本地図が浮んだ。広袤(こうほう)はてしない太平洋のはてに、はじめ日本列島は小さな点々として映る。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)
雀宮ヲ過ルヤ晃峰(こうほう)ヲ乾位(けんい)ニ望ム。突兀(とつこつ)トシテ半空ニ聳(そび)ユ。諸山ソノ麓(ふもと)ヲ擁シ扶輿磅礴(ふよほうはく)タルコトソノ幾十里ナルヲ知ラズ。時ニ晩霽(ばんせい)。夕陽明媚(めいび)。山色尽(ことごと)ク紫ナリ。昏暮(こんぼ)宇都宮ニ投ズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
鼻は長蛇(ちょうだ)のごとく牙(きば)は筍(たかんな)に似たり。牛魔王堪えかねて本相を顕(あら)わし、たちまち一匹の大白牛(はくぎゅう)たり。頭は高峯(こうほう)のごとく眼は電光のごとく双角は両座の鉄塔に似たり。
狗(いぬ)は香(か)を恋(した)い、人は色に趁(はし)る。狗と人とはこの点においてもっとも鋭敏な動物である。紫衣(しい)と云い、黄袍(こうほう)と云い、青衿(せいきん)と云う。皆人を呼び寄せるの道具に過ぎぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)