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後方
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こうほう
ふりがな文庫
“
後方
(
こうほう
)” の例文
こう
注意
(
ちゅうい
)
してやると、
後方
(
こうほう
)
から、
前線
(
ぜんせん
)
へ
送
(
おく
)
られたばかりの、
若
(
わか
)
い
兵士
(
へいし
)
の
一人
(
ひとり
)
が、
目前
(
もくぜん
)
で、
背嚢
(
はいのう
)
をおろして、その
内
(
うち
)
を
改
(
あらた
)
めていました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何
(
なに
)
を
見
(
み
)
たもありません、
本船
(
ほんせん
)
左舷
(
さげん
)
後方
(
こうほう
)
の
海上
(
かいじやう
)
に
當
(
あた
)
つて
星火榴彈
(
せいくわりうだん
)
に
一次
(
いちじ
)
一發
(
いつぱつ
)
の
火箭
(
くわせん
)
、それが
難破船
(
なんぱせん
)
の
信號
(
しんがう
)
である
位
(
くらゐ
)
を
知
(
し
)
りませんか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「お
若
(
わか
)
い! お若い! およそ築城の縄取りをなすにあたって、
後方
(
こうほう
)
の
破
(
やぶ
)
れを思わぬ者やあらん」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
正面
(
しょうめん
)
は
本院
(
ほんいん
)
に
向
(
むか
)
い、
後方
(
こうほう
)
は
茫広
(
ひろびろ
)
とした
野良
(
のら
)
に
臨
(
のぞ
)
んで、
釘
(
くぎ
)
を
立
(
た
)
てた
鼠色
(
ねずみいろ
)
の
塀
(
へい
)
が
取繞
(
とりまわ
)
されている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
後方
(
こうほう
)
にとび出している手頃な岩にぐるぐるぐるとかたく巻きつけた。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
その遥か
後方
(
こうほう
)
の塀外は神田明神鳥居前の道路になるのである。
木犀の花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今
(
いま
)
から
數分
(
すうふん
)
以前
(
いぜん
)
にかの
船
(
ふね
)
が
本船
(
ほんせん
)
右舷
(
うげん
)
後方
(
こうほう
)
の
海上
(
かいじやう
)
に
於
(
おい
)
て
不思議
(
ふしぎ
)
にも
難破信號
(
なんぱしんがう
)
を
揚
(
あ
)
げた
事
(
こと
)
とで
考
(
かんが
)
へ
合
(
あは
)
せると
斯
(
かゝ
)
る
配慮
(
しんぱい
)
の
起
(
おこ
)
るのも
無理
(
むり
)
はあるまい。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
この
不幸
(
ふこう
)
なからすだけは、みんなから、ややもすると
後
(
おく
)
れがちでした。けれど、
殿
(
しんがり
)
を
承
(
うけたまわ
)
ったからすは、この
弱
(
よわ
)
い
仲間
(
なかま
)
を、
後方
(
こうほう
)
に
残
(
のこ
)
すことはしなかった。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
船長閣下
(
せんちやうかくか
)
、
越權
(
えつけん
)
ながら
報告
(
ほうこく
)
します、
本船
(
ほんせん
)
左舷
(
さげん
)
後方
(
こうほう
)
、三
海里
(
かいり
)
許
(
ばかり
)
距
(
へだゝ
)
つた
海上
(
かいじやう
)
に
當
(
あた
)
つて
一個
(
いつこ
)
の
難破船
(
なんぱせん
)
がありますぞ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
いくつか
病棟
(
びょうとう
)
があったが、この
幼
(
おさな
)
い
子供
(
こども
)
たちの
向
(
む
)
かったのは、いちばん
後方
(
こうほう
)
にあった、
白
(
しろ
)
い
病舎
(
びょうしゃ
)
でした。そうじのゆきとどいた、
大
(
おお
)
きなへやの
中
(
なか
)
には、
幾列
(
いくれつ
)
となくベッドが
整
(
ただ
)
しく
並
(
なら
)
んでいました。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“後方”の意味
《名詞》
後 方(こうほう)
後ろの方。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“後方”で始まる語句
後方羊蹄
後方羊蹄山