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観棚
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かんぽう
ふりがな文庫
“
観棚
(
かんぽう
)” の例文
旧字:
觀棚
しかし抽斎は俳優の
技
(
ぎ
)
を、
観棚
(
かんぽう
)
から望み見て
楽
(
たのし
)
むに過ぎない。枳園は自らその
科白
(
かはく
)
を学んだ。科白を学んで足らず、遂に舞台に登って
梆子
(
つけ
)
を撃った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
尋
(
つい
)
でその
舞台開
(
ぶたいびらき
)
の
夕
(
ゆうべ
)
にも招待を受くるの
栄
(
えい
)
に接したのであったが、
褊陋
(
へんろう
)
甚しきわが一家の趣味は、わたしをしてその後十年の間この劇場の
観棚
(
かんぽう
)
に坐することを
躊躇
(
ちゅうちょ
)
せしめたのである。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“観”で始まる語句
観
観音
観物
観世音菩薩
観世音
観念
観方
観音様
観音堂
観客