“設楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:設樂
読み方割合
しだら37.5%
シタラ37.5%
しがらき12.5%
したら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
設楽しだらはらいちめんに、赤い——実に赤い、夕陽は落ちかけていた。この日の大戦は、夜明け方の五時頃から開始されて、たそがれ近い四時すこし前に終った。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その真中にあたる道が、丁度花祭りの行はれる三州北設楽シタラの村々を通つてゐるので、極僅かな傾斜を登ると、すぐ信州領になつてゐます。
信州新野の雪祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
怖いもの見たさにもう店の前に輪を書いていた隣の設楽しがらきの客や通行人のむれに、いきなりかみなりのような怒声を浴びせかけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それが三河では設楽したら加茂かもの山間にも及んでいるのだから、この地名については東国流だということができる。それを土地によっては単にソとのみもいう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)