“北設楽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きたしだら80.0%
きたしたら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風花かざばなの空にちて、日和ひよりうららよとの。遠山は霜月祭、新野にひのにては睦月むつき西浦にしうれ田楽でんがく北設楽きたしだらは花祭とよの。さてもめでたや、雪祭のとりどり。
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
是についてさらに思い合わす一事例は、愛知県の東北隅、三州北設楽きたしだらの山村に、近い頃まで行われていた霜月神楽しもつきかぐらの中に、シラ山と称する奇特きとくなる行事があった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鳥にはどういうわけか親に不孝をしたという話が多い。三河の北設楽きたしたら郡の山村では、水恋鳥は親に死水をらなかった罰で、自分でも水が飲めぬようになった。