設楽しがらき)” の例文
旧字:設樂
怖いもの見たさにもう店の前に輪を書いていた隣の設楽しがらきの客や通行人のむれに、いきなりかみなりのような怒声を浴びせかけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
隣の設楽しがらきの店で、どっとわいた笑いも耳にはいらないようす。びんの毛が悩ましくほつれかかって、なになにえがくという浮世絵の風情ふぜいそのままに——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)