“しがらき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
信楽90.9%
設楽4.5%
紫香楽4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶壺ちゃつぼ。丈一尺四分、胴巾九寸、口径四寸五分。陶器。窯は江州ごうしゅう信楽しがらき。手法は焼締め、鉄流し釉。日本民藝美術館(現在、日本民藝館)蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
怖いもの見たさにもう店の前に輪を書いていた隣の設楽しがらきの客や通行人のむれに、いきなりかみなりのような怒声を浴びせかけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
隣の設楽しがらきの店で、どっとわいた笑いも耳にはいらないようす。びんの毛が悩ましくほつれかかって、なになにえがくという浮世絵の風情ふぜいそのままに——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そういう特例もあって差支さしつかえはないけれども、それだけでは近江の紫香楽しがらきや、肥後の百済木くだらきなどは説明ができない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)