“茶壺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃつぼ61.5%
ちゃこ23.1%
ちやつぼ15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶壺ちゃつぼ。丈一尺四分、胴巾九寸、口径四寸五分。陶器。窯は江州ごうしゅう信楽しがらき。手法は焼締め、鉄流し釉。日本民藝美術館(現在、日本民藝館)蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ここのところの謹慎中も、彼は蓄えの茶壺ちゃこなど解いて、茶を賞したり、花をけたり、書を読みこうくなど、酒以外にも、何か独り楽しんでいた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶壺ちやつぼに入れて、裏のがけの上の地藏の臺座の下に隱して二人相談の上、いつかは取出さうとしてゐたが、——番頭の勘三郎はそれを嗅ぎつけて、臺座の前の土中から掘出し、臺座の後ろに埋め替へた