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ちやつぼ
ふりがな文庫
“ちやつぼ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
茶壺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶壺
(逆引き)
茶壺
(
ちやつぼ
)
に入れて、裏の
崖
(
がけ
)
の上の地藏の臺座の下に隱して二人相談の上、いつかは取出さうとしてゐたが、——番頭の勘三郎はそれを嗅ぎつけて、臺座の前の土中から掘出し、臺座の後ろに埋め替へた
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
今
(
いま
)
すぐ
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
て
上
(
あ
)
げる」と云ひながら、折角
空
(
あ
)
けた
洋盃
(
コツプ
)
を其儘
洋卓
(
テーブル
)
の上に
置
(
お
)
いたなり、勝手の方へ
出
(
で
)
て行つた。
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
を通ると、
門野
(
かどの
)
は無細工な手をして
錫
(
すゞ
)
の
茶壺
(
ちやつぼ
)
から玉露を
撮
(
つま
)
み
出
(
だ
)
してゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「はあ、
左様
(
さう
)
ですか。
上
(
あ
)
がるんですか」と
茶壺
(
ちやつぼ
)
を放り
出
(
だ
)
して門野も
付
(
つ
)
いて
来
(
き
)
た。
二人
(
ふたり
)
で
洋盃
(
コツプ
)
を
探
(
さが
)
したが
一寸
(
ちよつと
)
見付
(
みつ
)
からなかつた。婆さんはと聞くと、今御客さんの菓子を買ひに行つたといふ答であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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ちゃつぼ