“ちゃこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チャコ
語句割合
茶壺42.9%
茶子42.9%
茶漉14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さる公卿の倉から、封印された十数コの茶壺ちゃこが、盗賊の手か何かで市販に出されたのを聞くと、彼はそっくり買いとって、それを自家の秘蔵にした。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
気が付くと、その女は劇場のお茶子ちゃこであったのである。同類らしい女達が、見る/\内に、七八人も集まった。口不調法な自分は、手もなく云いくるめられてしまった。
天の配剤 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
片手にすず製の湯差しを持ちもう一つの手に盆を持っていたが、その盆の上には二つの茶碗と、小さな茶漉ちゃこしとが置いてあった。そうして砂糖つぼとが置いてあった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)