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茶壺
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ちゃこ
ふりがな文庫
“
茶壺
(
ちゃこ
)” の例文
ここのところの謹慎中も、彼は蓄えの
茶壺
(
ちゃこ
)
など解いて、茶を賞したり、花を
挿
(
い
)
けたり、書を読み
香
(
こう
)
を
焚
(
た
)
くなど、酒以外にも、何か独り楽しんでいた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さる公卿の倉から、封印された十数コの
茶壺
(
ちゃこ
)
が、盗賊の手か何かで市販に出されたのを聞くと、彼はそっくり買いとって、それを自家の秘蔵にした。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれどいま、道誉が彼をみちびいた離れは、田舎びた無仏の一堂で、一幅の壁画と、棚には錫の
茶壺
(
ちゃこ
)
、
天目形
(
てんもくなり
)
の碗などがみえ、庭園の休み所らしい
趣
(
おもむき
)
はあるが、闘茶の茶寄合の俗風はどこにもない。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“茶壺”の解説
茶壺(ちゃつぼ)とは、石臼で擂りつぶす前の抹茶、すなわち碾茶(葉茶)を保管するために用いられる陶器製の壺(葉茶壺)である。古くは抹茶を入れる茶入を「小壺」と呼んだことに対して大壺とも称された。
(出典:Wikipedia)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“茶”で始まる語句
茶
茶碗
茶店
茶屋
茶釜
茶箪笥
茶漬
茶筅
茶色
茶褐色