“シタラ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:したら
語句割合
設楽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その真中にあたる道が、丁度花祭りの行はれる三州北設楽シタラの村々を通つてゐるので、極僅かな傾斜を登ると、すぐ信州領になつてゐます。
信州新野の雪祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三河の北の山間、南、北設楽シタラ郡を中心に、境を接した南信州の一部分は、私も歩いて来て、此地方にある田楽の、輪廓だけは、思ひ浮べる事が出来ます。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
花祭りに、「ねぎばな」と「法印ばな」とがあり、其が、設楽シタラの奥山家に、昭和の代にも繰り返されてゐる。さうして、時には、「役花」の願主の招きに応じて、平野近くまでも出て来る。