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『ハルピンの一夜』
ふりがな文庫
『
ハルピンの一夜
(
ハルピンのいちや
)
』
頭の禿げた、うす穢いフロツク姿の老人の指揮者がひよいと立ち上つて指揮棒を振ると、何回目かの、相變らず下品な調子のフオツクス・トロツトが演奏團席の方で始まつた。落ちぶれ貴族の息子とでも云ひさうな若いロシヤ人、眼の動かし方に厭味のある、會社の書 …
著者
南部修太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約31分(500文字/分)
朗読目安時間
約51分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
不要
(
プヤウ
)
美人
(
シヤン
)
蓮葉
(
コケツト
)
家
(
いへ
)
涯
(
はてし
)
一圓
(
アデインゑん
)
塵芥
(
ごみ
)
澤
(
つや
)
硬張
(
こはば
)
自我
(
エゴ
)
傳票
(
チツト
)
彩
(
いろど
)
操
(
あやつ
)
眞面
(
まとも
)
詞
(
ことば
)
酒塲
(
カバレエ
)