“シヤン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しやん
語句割合
美人33.3%
青酸33.3%
白夷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うむ、ゐるゐる。——素適な美人シヤンぢやないか……」頷き返しながら、私はその女の方を思はず惹きつけられるやうに見詰めた。
ハルピンの一夜 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「さうだらう。——美人シヤンぢやあるし、何處か凄さうな處があるもの……」と、相槌打ちながら、私は水島君を振り返つた。
ハルピンの一夜 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
いやけっして、問題と云うのは、あの屍光にも創紋にもないのですよ。勿論、青酸シヤンには適確な中和剤がないのですから、貴女がダンネベルグ夫人と同じレモナーデを
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
だいたい君が、強度の青酸シヤン中毒というものをあまり誇張して考えているからだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「さっき、白夷シヤン人の召使が聴きかじってきたんだがね。ここへ何でも、『天母生上の雲湖』ゆきの新隊がのり込んできたというのだ」
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)