“美人(さん)” の例文
慌てて抱き止めようとする西村さんを突き飛ばすと、踊りを止めてボンヤリ突立っているハイカラ美人(さん)に、ヨロヨロとよろめきかかった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それを西村さんが一生懸命に引き離して、ハイカラ美人(さん)の手を取りながら、自動車に乗ってドンドン逃げて行った。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
事件というのは西村のお母(っか)さんが昨夜(ゆうべ)のうちに首を縊(くく)ったので、昨日(きのう)のハイカラ美人(さん)が殺したのじゃないかと、疑いがかかっているらしい……というのであった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)