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砉然
ふりがな文庫
“砉然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かくぜん
50.0%
けきぜん
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくぜん
(逆引き)
燕王の宮殿
堅牢
(
けんろう
)
ならざるにあらざるも、風雨の力大にして、高閣の
簷瓦
(
えんが
)
吹かれて
空
(
くう
)
に
飄
(
ひるがえ
)
り、
砉然
(
かくぜん
)
として地に
堕
(
お
)
ちて粉砕したり。大事を挙げんとするに臨みて、これ何の
兆
(
ちょう
)
ぞ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
燕王に
遇
(
あ
)
うに当って、
砉然
(
かくぜん
)
として破裂し、爆然として
迸発
(
へいはつ
)
せるものというべき
耶
(
か
)
、
非
(
ひ
)
耶
(
か
)
。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
砉然(かくぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
けきぜん
(逆引き)
曇る
鑑
(
かがみ
)
の霧を含みて、
芙蓉
(
ふよう
)
に
滴
(
した
)
たる音を
聴
(
き
)
くとき、
対
(
むか
)
える人の身の上に危うき事あり。
砉然
(
けきぜん
)
と
故
(
ゆえ
)
なきに響を起して、白き筋の横縦に鏡に浮くとき、その人
末期
(
まつご
)
の覚悟せよ。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
砉然(けきぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
砉
部首:⽯
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“砉然”のふりがなが多い著者
幸田露伴
夏目漱石