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砉然
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けきぜん
ふりがな文庫
“
砉然
(
けきぜん
)” の例文
曇る
鑑
(
かがみ
)
の霧を含みて、
芙蓉
(
ふよう
)
に
滴
(
した
)
たる音を
聴
(
き
)
くとき、
対
(
むか
)
える人の身の上に危うき事あり。
砉然
(
けきぜん
)
と
故
(
ゆえ
)
なきに響を起して、白き筋の横縦に鏡に浮くとき、その人
末期
(
まつご
)
の覚悟せよ。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
砉
部首:⽯
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画