砉然かくぜん)” の例文
燕王の宮殿堅牢けんろうならざるにあらざるも、風雨の力大にして、高閣の簷瓦えんが吹かれてくうひるがえり、砉然かくぜんとして地にちて粉砕したり。大事を挙げんとするに臨みて、これ何のちょうぞ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕王にうに当って、砉然かくぜんとして破裂し、爆然として迸発へいはつせるものというべき
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)