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廓然
ふりがな文庫
“廓然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くつきり
33.3%
かくぜん
25.0%
かくねん
16.7%
からり
16.7%
くわくねん
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くつきり
(逆引き)
燃える樣な新しい煉瓦の色の、
廓然
(
くつきり
)
と正しい輪廓を描いてるのは、
何樣
(
なにさま
)
木造の多い此町では、多少の威嚴を
保
(
たも
)
つて見えた。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
廓然(くつきり)の例文をもっと
(4作品)
見る
かくぜん
(逆引き)
無欲にして明鏡の如くに澄み切った心——悪魔以上に
廓然
(
かくぜん
)
冷々たる態度を以てこれに対すれば
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
廓然(かくぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
かくねん
(逆引き)
「どうしてわかるのか。」「無相三昧、
形
(
かたち
)
満月の如くなるを以て、仏性の義
廓然
(
かくねん
)
として
虚明
(
こめい
)
なり。」
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
廓然(かくねん)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
からり
(逆引き)
次に手ばしこく蒲團を
畳
(
たた
)
んで押入へ押籠む……夜の
温籠
(
ぬくもり
)
は、
二十日鼠
(
はつかねづみ
)
のやうに動くお房の
煽
(
まほり
)
と、中窓から入ツて來る大氣とに
冷
(
さま
)
されて、其處らが
廓然
(
からり
)
となる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
廓然(からり)の例文をもっと
(2作品)
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くわくねん
(逆引き)
本来氷も湯も隔なき水、鼠も猫も異ならぬ金なる時んば、仮相の互に亡び妄現の共に滅するをも待たずして、
当体即空
(
たうたいそくくう
)
、
当事即了
(
たうじそくりやう
)
、
廓然
(
くわくねん
)
として、天に
際涯
(
はて
)
無く、峯の木枯、海の音、川遠白く山青し
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
廓然(くわくねん)の例文をもっと
(1作品)
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“廓然”の意味
《名詞》
わだかまりのない心理状態。
(出典:Wiktionary)
廓
漢検準1級
部首:⼴
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“廓然”で始まる語句
廓然無聖
検索の候補
廓然無聖
“廓然”のふりがなが多い著者
秋月種樹
三島霜川
石川啄木
幸田露伴
和辻哲郎
薄田泣菫
菊池寛
夢野久作