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廓然
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くつきり
ふりがな文庫
“
廓然
(
くつきり
)” の例文
燃える樣な新しい煉瓦の色の、
廓然
(
くつきり
)
と正しい輪廓を描いてるのは、
何樣
(
なにさま
)
木造の多い此町では、多少の威嚴を
保
(
たも
)
つて見えた。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其顏と柔かな肩の辷りが
廓然
(
くつきり
)
と白い輪廓を作つて、仄暗い藥の香の中に浮んで、右に左に動くのは、女でもない、人でもない、影でもなければ、幻でもない。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其顔と柔かな肩の辷りが
廓然
(
くつきり
)
と白い輪廓を作つて、仄暗い薬の香の中に浮んで、右に左に動くのは、女でもない、人でもない、影でもなければ、幻でもない。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
廓然
(
くつきり
)
と正しい輪廓を描いてるのは、何様木造の多い此町では、多少の威厳を保つて見えた。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“廓然”の意味
《名詞》
わだかまりのない心理状態。
(出典:Wiktionary)
廓
漢検準1級
部首:⼴
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“廓然”で始まる語句
廓然無聖