“廓然無聖”の読み方と例文
読み方割合
かくねんむしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭の中は常に活動して、廓然無聖かくねんむしょうなどと乙な理窟を考え込んでいる。儒家にも静坐の工夫と云うのがあるそうだ。これだって一室のうちに閉居して安閑といざりの修行をするのではない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その例の手段を執ろうと思ってそこへ廓然無聖かくねんむしょうと坐り込んだ訳です。そもそもこの
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)