“澹然無極”の読み方と例文
読み方割合
たんぜんむきょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「楽しみ全くして始めて志を得たといえる。志を得るとは軒冕けんべんの謂ではない。」と。澹然無極たんぜんむきょくとでもいうのがこの老人の理想なのであろう。子路にとってこうした遁世哲学とんせいてつがくは始めてではない。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)