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軒冕
ふりがな文庫
“軒冕”の読み方と例文
読み方
割合
けんべん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんべん
(逆引き)
学者
一度
(
ひとたび
)
志を立てては、
軒冕
(
けんべん
)
誘
(
いざな
)
う能わず、
鼎鑊
(
ていかく
)
脅
(
おびや
)
かす能わざるものがなくてはならぬ。
匹夫
(
ひっぷ
)
もその志は奪うべからず、いわんや法律家をや。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
「
軒冕
(
けんべん
)
(高貴の人の乗る馬車)の中におれば、山林の気味なかるべからず。
林泉
(
りんせん
)
(
田舎
(
いなか
)
の意)の下に
処
(
お
)
りては、
須
(
すべか
)
らく
廊廟
(
ろうびょう
)
(
朝廷
(
ちょうてい
)
)の
経綸
(
けいりん
)
を
懐
(
いだ
)
くを要すべし」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「楽しみ全くして始めて志を得たといえる。志を得るとは
軒冕
(
けんべん
)
の謂ではない。」と。
澹然無極
(
たんぜんむきょく
)
とでもいうのがこの老人の理想なのであろう。子路にとってこうした
遁世哲学
(
とんせいてつがく
)
は始めてではない。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
軒冕(けんべん)の例文をもっと
(4作品)
見る
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
冕
漢検1級
部首:⼌
11画
“軒”で始まる語句
軒
軒端
軒下
軒燈
軒先
軒昂
軒並
軒輊
軒行燈
軒前
“軒冕”のふりがなが多い著者
穂積陳重
新渡戸稲造
中島敦
幸田露伴