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廓然
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からり
ふりがな文庫
“
廓然
(
からり
)” の例文
次に手ばしこく蒲團を
畳
(
たた
)
んで押入へ押籠む……夜の
温籠
(
ぬくもり
)
は、
二十日鼠
(
はつかねづみ
)
のやうに動くお房の
煽
(
まほり
)
と、中窓から入ツて來る大氣とに
冷
(
さま
)
されて、其處らが
廓然
(
からり
)
となる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「一体お寺の本山などいふものは、山の腹か
頂辺
(
てつぺん
)
かに建ててある。見ると
嶮
(
けは
)
しく落つこちさうで危い。そこになると、黄檗はあの通り
平地
(
ひらち
)
に建つてゐるので、
廓然
(
からり
)
と気持がいゝつたらない。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“廓然”の意味
《名詞》
わだかまりのない心理状態。
(出典:Wiktionary)
廓
漢検準1級
部首:⼴
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“廓然”で始まる語句
廓然無聖