“かくよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赫耀62.5%
赫燿37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自由豪放な青春の気はそのつかれた肉体や、おとろえた精神に金蛇銀蛇の赫耀かくようたる光をあたえる。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
後にも先にも、氏が当夜の如く気高く、若く、美しく、赫耀かくようとしてゐたことはなかつた。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
薄 (薄暗き中に)御覧、両眼赫燿かくようと、牙も動くように見えること。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またあなたが、たちま光明こうみょう赫燿かくようとして雲にお乗りになるのをたかも知れません。また、もし氏神の、奥境内の、稲荷堂うらの塀の崩れからお出でになったというのが事実だとすると……忽ちこの天井。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)