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『鱒の話』
ふりがな文庫
『
鱒の話
(
ますのはなし
)
』
濃緑のあかだもの木の下にて 三十を越えた 四十あまりの人の話をきく 二十余年北国の地に流浪して 絶えず山水に親しみながら 生活を続けて来た人の話である 面は陽に赫けている ひげはおとなしくあご一面に ぼうぼうと生えている アイヌとも妥協して …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「詩と人生」1923(大正12)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
赫
(
や
)
上
(
のぼ
)
独木
(
まるき
)