外々よそよそ)” の例文
住慣れた大阪の市街が全く知らぬ他国の都会の様に、彼には外々よそよそしく感ぜられた。自分はいま土の中からでも湧いて出て、どこと云ふ宛もなくうろつき廻つてゐる世界の孤児のやうにも思はれる。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
あれ以後、ヤンとマヌエラのあいだは非常に外々よそよそしいものだった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)