“もつとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モツトモ
語句割合
47.6%
27.0%
道理23.8%
至当1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ程でなくつても、ちゝあにの財産が、彼等の脳力と手腕丈で、だれが見てももつともと認める様に、つくげられたとはうけがはなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この山ことに高しとにはあらざれども、もつともはやく雪を戴くをもて名あり。けだしその絶巓いただき玄海洋げんかいなだをあほり来る大陸の寒風のくに当ればなり。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
づか/\、の、……其處そこの五だいめの瓦斯燈がすとうところまで小砂利こざりつてまゐりますと、道理もつともことなん仔細しさいもありませぬ。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
汝一人に重石おもしを背負つて左様沈まれて仕舞ふては源太が男になれるかやい、詰らぬ思案に身を退て馬鹿にさへなつて居れば可いとは、分別が摯実くすみ過ぎて至当もつともとは云はれまいぞ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)