“最(もっ)” の例文
森「分らねえ爺(と)っさんだ、旦那が声が小せいから尚お分らねえのだ、最(もっ)と大きな声でお話なせえ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なに、洗濯屋に出すから好(い)いと言っても、此様(こん)な物を洗うのは雑作(ぞうさ)もないといって聴かなかった。私は又嬉しくなって、此様(こん)な事なら最(もっ)と早く敬意を表すれば好かったと思った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
比較上現世はほとんど顧みるに足らざるものと見做(みな)して現世を救い進歩せしめしにおいて最(もっ)とも功ありしものは基督教なり、基督もし慈善家たりしならば彼の慈善事業は知るべきのみ。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
最(もっ)と能く分り相に思われる。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)