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もつと
ふりがな文庫
“
最
(
もつと
)” の例文
能登
(
のと
)
の「ワゲシ」は
最
(
もつと
)
もこれに
近
(
ちか
)
い
音
(
おん
)
を
有
(
いう
)
する鳳(フング)至(シ)の二
字
(
じ
)
によつて
示
(
しめ
)
されたのが、
今
(
いま
)
は「ホーシ」と
讀
(
よ
)
む
者
(
もの
)
がある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
また
高
(
たか
)
さの
最
(
もつと
)
も
高
(
たか
)
くなるのはすぎで、
秋田縣
(
あきたけん
)
の
長木澤
(
ながきざは
)
の
杉林
(
すぎばやし
)
や
甲州
(
こうしゆう
)
身延山
(
みのぶさん
)
の
千本杉
(
せんぼんすぎ
)
の
中
(
なか
)
には、
高
(
たか
)
さが
三十五間
(
さんじゆうごけん
)
もあるのが
見
(
み
)
られます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
津浪
(
つなみ
)
とは
津
(
つ
)
の
浪
(
なみ
)
、
即
(
すなは
)
ち
港
(
みなと
)
に
現
(
あらは
)
れる
大津浪
(
おほつなみ
)
であつて、
暴風
(
ぼうふう
)
など
氣象上
(
きしようじよう
)
の
變調
(
へんちよう
)
から
起
(
おこ
)
ることもあるが、
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
ろしいのは
地震津浪
(
ぢしんつなみ
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
殊
(
こと
)
に
浮沈室
(
ふちんしつ
)
と
機關室
(
きくわんしつ
)
とは
此
(
この
)
艇
(
てい
)
の
最
(
もつと
)
も
主要
(
しゆえう
)
なる
部分
(
ぶゞん
)
ではあるが、
此事
(
このこと
)
に
就
(
つ
)
いては
殘念
(
ざんねん
)
ながら
私
(
わたくし
)
の
誓
(
ちかひ
)
に
對
(
たい
)
して
一言
(
いちごん
)
も
明言
(
めいげん
)
する
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
(
今日
(
けふ
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る
大作
(
たいさく
)
)が
並
(
なら
)
べて
掲
(
かゝ
)
げてある
前
(
まへ
)
は
最
(
もつと
)
も
見物人
(
けんぶつにん
)
が
集
(
たか
)
つて
居
(
ゐ
)
る二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
は
言
(
い
)
はずとも
志村
(
しむら
)
の
作
(
さく
)
と
自分
(
じぶん
)
の
作
(
さく
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
『エヘン!』と一つ
咳拂
(
せきばら
)
ひして、
鼠
(
ねずみ
)
は
尊大
(
そんだい
)
に
構
(
かま
)
へて、『
諸君
(
しよくん
)
宜
(
よろ
)
しいか?
最
(
もつと
)
も
乾燥無味
(
かんさうむみ
)
なものは
是
(
これ
)
です、まァ
默
(
だま
)
つて
聞
(
き
)
き
給
(
たま
)
へ、
諸君
(
しよくん
)
! ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
最
(
もつと
)
も
当坐
(
たうざ
)
二月
(
ふたつき
)
ばかりは、
何
(
ど
)
うかすると
一室
(
ひとま
)
に
籠
(
こも
)
つて、
誰
(
たれ
)
にも
口
(
くち
)
を
利
(
き
)
かないで、
考事
(
かんがへごと
)
をして
居
(
ゐ
)
たさうですが、
別
(
べつ
)
に
仔細
(
しさい
)
は
無
(
な
)
かつたんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
第二
毎日
(
まいにち
)
の
食餌
(
しよくじ
)
は
三度
(
さんど
)
を
限
(
かぎ
)
り、
分量
(
ぶんりやう
)
を
定
(
さだ
)
む
可
(
べ
)
し。
夜中
(
やちゆう
)
に
飮食
(
いんしよく
)
せざるを
最
(
もつと
)
もよしとす。
但
(
たゞし
)
食後
(
しよくご
)
は
少時間
(
しばらく
)
休息
(
きうそく
)
し
運動
(
うんどう
)
を
始
(
はじ
)
むべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
氏の人生を見る
眼
(
め
)
は
直
(
たゞ
)
ちにその底に横はつてゐる
眞髓
(
しんずゐ
)
を
捉
(
とら
)
へてしまひます。そして、それを
最
(
もつと
)
も
充實
(
じうじゆつ
)
した意味の短かさを以て
表現
(
へうげん
)
します。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
その
)
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
れを
懷
(
いだ
)
くべき
金錢
(
きんせん
)
の
問題
(
もんだい
)
が
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
を
抑制
(
よくせい
)
するには
勘次
(
かんじ
)
は
餘
(
あま
)
りに
慌
(
あわ
)
てゝ
且
(
かつ
)
驚
(
おどろ
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
醫者
(
いしや
)
は
鬼怒川
(
きぬがは
)
を
越
(
こ
)
えて
東
(
ひがし
)
に
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それ
以外
(
いぐわい
)
の
品物
(
しなもの
)
は
爲替回復
(
かはせくわいふく
)
の
影響
(
えいきやう
)
を
直接
(
ちよくせつ
)
には
受
(
う
)
けないのであるから、
此程度
(
このていど
)
の
物價
(
ぶつか
)
の
低落
(
ていらく
)
が
最
(
もつと
)
も
適當
(
てきたう
)
の
處
(
ところ
)
であらうと
思
(
おも
)
はれる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
大森
(
おほもり
)
の
貝塚
(
かひづか
)
は、
人類學研究者
(
じんるゐがくけんきうしや
)
の
眼
(
め
)
から、
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なる
地
(
ち
)
として
尊敬
(
そんけい
)
せられて
居
(
ゐ
)
る。
此所
(
こゝ
)
が
本邦
(
ほんぽう
)
最初
(
さいしよ
)
に
發見
(
はつけん
)
せられた
石器時代
(
せききじだい
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
であるからだ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
最
(
もつと
)
も一度、私の
軍艦
(
ふね
)
では、ナイフで腹を切つたのがゐたさうですが、これは死に切れない中に、発見されて命だけはとりとめたと云ふ事でした。
猿
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これから
後
(
のち
)
を
鐵器時代
(
てつきじだい
)
といふのでありますが、ヨーロッパでは
鐵器時代
(
てつきじだい
)
の
最
(
もつと
)
も
古
(
ふる
)
い
時代
(
じだい
)
をハルスタット
時代
(
じだい
)
と
稱
(
しよう
)
します。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
最
(
もつと
)
も
窮
(
きう
)
したのは、
寒山
(
かんざん
)
が
文殊
(
もんじゆ
)
で、
拾得
(
じつとく
)
は
普賢
(
ふげん
)
だと
云
(
い
)
つたために、
文殊
(
もんじゆ
)
だの
普賢
(
ふげん
)
だのの
事
(
こと
)
を
問
(
と
)
はれ、それをどうかかうか
答
(
こた
)
へると、
又
(
また
)
その
文殊
(
もんじゆ
)
が
寒山
(
かんざん
)
で
寒山拾得縁起
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
最
(
もつと
)
も
廣
(
ひろ
)
く行はるるは
摩擦發火法
(
まさつはつくわはう
)
なるが是に又一
片
(
へん
)
の木切れに他の木切れを
當
(
あ
)
てて
鋸
(
のこぎり
)
の如くに
運動
(
うんどう
)
さする
仕方
(
しかた
)
も有り
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
最
(
もつと
)
も夜間に
小舟
(
サンパン
)
を傭へない事も無いが、
土人
(
どじん
)
の船頭には脅迫的な行為があつて危険だと忠告せられて断念した。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
アンドレイ、エヒミチは
恁云
(
かうい
)
ふ
病院
(
びやうゐん
)
の
有樣
(
ありさま
)
では、
熱病患者
(
ねつびやうくわんじや
)
、
肺病患者
(
はいびやうくわんじや
)
には
最
(
もつと
)
も
可
(
よ
)
くないと、
始終
(
しゞゆう
)
思
(
おも
)
ひ/\するのであるが、
其
(
そ
)
れを
又
(
また
)
奈何
(
どう
)
する
事
(
こと
)
も
出來
(
でき
)
ぬので
有
(
あ
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
此
(
この
)
四五
月
(
ぐわつ
)
と
云
(
い
)
ふものは、
私
(
わたし
)
に
取
(
と
)
つては
唯
(
たゞ
)
夢
(
ゆめ
)
のやうで、
楽
(
たの
)
しいと
云
(
い
)
へば
楽
(
たの
)
しいが、
然
(
さり
)
とて、
私
(
わたし
)
が
想像
(
さうざう
)
してゐた
程
(
ほど
)
、
又
(
また
)
人
(
ひと
)
が
言
(
い
)
ふほど、
此
(
これ
)
が
私
(
わたし
)
の一
生
(
しやう
)
の
最
(
もつと
)
も
幸福
(
かうふく
)
な
時期
(
じき
)
だとも
思
(
おも
)
はぬ。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
最
(
もつと
)
も
親
(
した
)
しい
人
(
ひと
)
となるといふことも、
見
(
み
)
ず
知
(
し
)
らずの人として
終
(
をは
)
ることも、
大
(
たい
)
した
變化
(
かはり
)
がないのだ、と
思
(
おも
)
ふと、まち
子
(
こ
)
はなんとなく、すべてがつまらないやうな
氣
(
き
)
がして
來
(
く
)
るのであつた。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
但馬守
(
たじまのかみ
)
が
玄竹
(
げんちく
)
を
愛
(
あい
)
したのは、
玄竹
(
げんちく
)
が
岡部美濃守
(
をかべみののかみ
)
の
頓死
(
とんし
)
を
披露
(
ひろう
)
するに
最
(
もつと
)
も
必要
(
ひつえう
)
な
診斷書
(
しんだんしよ
)
を、
何
(
なん
)
の
求
(
もと
)
むるところもなく、
淡白
(
たんぱく
)
に
書
(
か
)
き
與
(
あた
)
へたといふ
心
(
こゝろ
)
の
潔白
(
けつぱく
)
を
知
(
し
)
つたのが
第
(
だい
)
一の
原因
(
げんいん
)
である。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
兀
(
もつと
)
も周三は
近頃
(
ちかごろ
)
恐
(
おそ
)
ろしい
藝術的
(
げいじゆつてき
)
頬悶
(
ほんもん
)
に
陥
(
おちい
)
ツて、何うかすると、
折角
(
せつかく
)
築上
(
つきあ
)
げて來た藝術上の
信仰
(
しんかう
)
が
根底
(
こんてい
)
からぐらつくのであツた、此のぐらつきは、藝術家に
取
(
と
)
りて、
最
(
もつと
)
も恐るべき
現象
(
げんしやう
)
で
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
締殺
(
しめころ
)
せし
段
(
だん
)
最
(
もつと
)
も
重罪
(
ぢうざい
)
なり然ながら
後悔
(
こうくわい
)
致し
自訴
(
じそ
)
に及びし段
神妙
(
しんめう
)
に
似
(
に
)
たり其
始末
(
しまつ
)
は何故何樣の
所業
(
しよげふ
)
に及びしや
仔細
(
しさい
)
有る事ならん
眞直
(
まつすぐ
)
に申立よと有ければ久八
首
(
かうべ
)
を
垂
(
たれ
)
私し事
計
(
はか
)
らずも千太郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
森下深井両君の
如
(
ごと
)
きは地理掛として
最
(
もつと
)
も其道に専門の人と云ふべきなり、林区署の諸君
亦
(
また
)
然
(
しか
)
り、大塚君は前年名佐技師に
従
(
したが
)
ふて利根山間を
探
(
さぐ
)
りし
経験
(
けいけん
)
あり、長髯口辺を
被
(
お
)
ひ背に
熊皮
(
くまかわ
)
を
横
(
よこ
)
たへ
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
最
(
もつと
)
も
其
(
そ
)
の
(二九)
羸弱
(
るゐじやく
)
なる
者
(
もの
)
に
比
(
ひ
)
せり。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
最
(
もつと
)
も
醜
(
みにく
)
く美しく
饑
(
う
)
ゑてひそめる
仇敵
(
あだがたき
)
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
大地震
(
だいぢしん
)
のときは
大地
(
だいち
)
が
裂
(
さ
)
けてはつぼみ、
開
(
ひら
)
いては
閉
(
と
)
ぢるものだとは、
昔
(
むかし
)
から
語
(
かた
)
り
傳
(
つた
)
へられて
最
(
もつと
)
も
恐怖
(
きようふ
)
されてゐる
一
(
ひと
)
つの
假想現象
(
かそうげんしよう
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
初
(
はじ
)
めは
俳畫
(
はいぐわ
)
のやうだと
思
(
おも
)
つて
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
たが、これ
實
(
じつ
)
に
畫
(
ゑ
)
でも
何
(
なん
)
でもない。
細雨
(
さいう
)
に
暮
(
く
)
れなんとする
山間村落
(
さんかんそんらく
)
の
生活
(
せいくわつ
)
の
最
(
もつと
)
も
靜
(
しづ
)
かなる
部分
(
ぶゝん
)
である。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
以上
(
いじやう
)
述
(
の
)
べた
所
(
ところ
)
を
總括
(
そうくわつ
)
して、
化物思想
(
ばけものしさう
)
はどういふ
所
(
ところ
)
に
最
(
もつと
)
も
多
(
おほ
)
く
發達
(
はつたつ
)
したかと
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
るに、
化物
(
ばけもの
)
の
本場
(
ほんば
)
は
是非
(
ぜひ
)
熱帶
(
ねつたい
)
でなければならぬ
事
(
こと
)
が
分
(
わか
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
最
(
もつと
)
も、
加州
(
かしう
)
金石
(
かないは
)
から——
蓮如上人
(
れんによしやうにん
)
縁起
(
えんぎ
)
のうち、
嫁
(
よめ
)
おどしの
道場
(
だうぢやう
)
、
吉崎
(
よしざき
)
の
港
(
みなと
)
、
小女郎
(
こぢよらう
)
の
三國
(
みくに
)
へ
寄
(
よ
)
つて、
金
(
かな
)
ヶ
崎
(
さき
)
へ
通
(
かよ
)
ふ
百噸
(
ひやくとん
)
以下
(
いか
)
の
汽船
(
きせん
)
はあつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
日本
(
につぽん
)
で
最
(
もつと
)
もおほきく
生長
(
せいちよう
)
する
木
(
き
)
はくすの
木
(
き
)
が
第一
(
だいいち
)
で、
次
(
つ
)
ぎはすぎ、たいわんさわら、いてふ、しひ、まつといふ
順
(
じゆん
)
になります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
中央
(
ちうあう
)
及
(
および
)
地方
(
ちはう
)
の
財政
(
ざいせい
)
の
整理緊縮
(
せいりきんしゆく
)
、
國債
(
こくさい
)
の
整理
(
せいり
)
、
國民
(
こくみん
)
の
消費節約
(
せうひせつやく
)
とが
相俟
(
あひま
)
つて
其效果
(
そのかうくわ
)
が
最
(
もつと
)
も
能
(
よ
)
く
國際貸借
(
こくさいたいしやく
)
の
上
(
うへ
)
に
現
(
あらは
)
れたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
それに蓋をつける。
最
(
もつと
)
も
苦
(
く
)
心したのは、
乾
(
かん
)
板を入れる
裝置
(
そうち
)
の
處
(
ところ
)
だつたが、とに
角
(
かく
)
一
週間
(
しうかん
)
ほどの
素晴
(
すは
)
らしい
苦
(
く
)
心で、それが、どうにか出來上つた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
此
(
この
)
夜
(
よ
)
のピアノの
響
(
ひゞき
)
は、
今
(
いま
)
も
猶
(
な
)
ほ
私
(
わたくし
)
の
耳
(
みゝ
)
に
殘
(
のこ
)
つて、
※去
(
くわこ
)
の
出來事
(
できごと
)
の
中
(
うち
)
で
最
(
もつと
)
も
壯快
(
さうくわい
)
な
事
(
こと
)
の一つに
數
(
かぞ
)
へられて
居
(
を
)
るのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今
(
いま
)
この
岩窟
(
がんくつ
)
を
説明
(
せつめい
)
するに、
最
(
もつと
)
も
解
(
かい
)
し
易
(
やす
)
からしめるには、
諸君
(
しよくん
)
の
腦裡
(
のうり
)
に、
洋式
(
ようしき
)
の
犬小屋
(
いぬごや
)
を
畫
(
ゑが
)
いて
貰
(
もら
)
ふのが一
番
(
ばん
)
だ。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
爰
(
こゝ
)
に
於
(
お
)
いてか
滿座
(
まんざ
)
悉
(
こと/″\
)
く
拍手
(
はくしゆ
)
喝釆
(
かつさい
)
しました、それは
眞
(
しん
)
に
王樣
(
わうさま
)
が
其日
(
そのひ
)
に
仰
(
おほ
)
せられた
中
(
うち
)
の
最
(
もつと
)
も
巧
(
たくみ
)
みなるお
言葉
(
ことば
)
でした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
碇泊中の船舶では二万
噸
(
トン
)
のマンチユリアの灯火が
最
(
もつと
)
も光彩を放つて居た。サンパンに乗つた支那娼婦
謂
(
いは
)
ゆる「
水妹
(
すゐまい
)
」が薄暗い
灯火
(
あかり
)
を
点
(
つ
)
けて湾内を徘徊して居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
とにかくこの
埴輪
(
はにわ
)
といふものは、なか/\
面白
(
おもしろ
)
いもので、
日本人
(
につぽんじん
)
の
作
(
つく
)
つた
一番
(
いちばん
)
古
(
ふる
)
い
彫刻物
(
ちようこくぶつ
)
といふことが
出來
(
でき
)
、
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
の
生活
(
せいかつ
)
や
風俗
(
ふうぞく
)
を
知
(
し
)
る
上
(
うへ
)
に
最
(
もつと
)
もよい
材料
(
ざいりよう
)
の
一
(
ひと
)
つであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
事件
(
じけん
)
は
如此
(
かくのごとく
)
にして一
見
(
けん
)
妙
(
めう
)
な
然
(
しか
)
も
最
(
もつと
)
も
普通
(
ふつう
)
な
方法
(
はうはふ
)
を
踏
(
ふ
)
んで
終局
(
しうきよく
)
が
告
(
つ
)
げられた。
被害者
(
ひがいしや
)
の
損害
(
そんがい
)
に
對
(
たい
)
する
賠償
(
ばいしやう
)
は
僅
(
わづか
)
であるとはいひながら一
時
(
じ
)
主人
(
しゆじん
)
の
手
(
て
)
から
出
(
で
)
てそれが
被害者
(
ひがいしや
)
に
渡
(
わた
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すると
又
(
また
)
そこへ
質素
(
しつそ
)
な
黒
(
くろ
)
い
服装
(
ふくそう
)
をつけた、
断髪
(
だんはつ
)
のぎよろりとした
目
(
め
)
をした
若
(
わか
)
いR
国
(
こく
)
婦人
(
ふじん
)
がやつて
来
(
き
)
て、やゝ
熟達
(
じゆくたつ
)
した
日本語
(
にほんご
)
で
話
(
はな
)
しかけた。
最
(
もつと
)
も
大抵
(
たいてい
)
の
婦人
(
ふじん
)
は
黒
(
くろ
)
い
服装
(
ふくそう
)
した
断髪
(
だんはつ
)
であつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼
(
かれ
)
が
最
(
もつと
)
も
好
(
この
)
む
所
(
ところ
)
の
書物
(
しよもつ
)
は、
歴史
(
れきし
)
、
哲學
(
てつがく
)
で、
醫學上
(
いがくじやう
)
の
書物
(
しよもつ
)
は、
唯
(
たゞ
)
『
醫者
(
ヴラーチ
)
』と
云
(
い
)
ふ一
雜誌
(
ざつし
)
を
取
(
と
)
つてゐるのに
過
(
す
)
ぎぬ。
讀書
(
どくしよ
)
爲初
(
しはじ
)
めると
毎
(
いつ
)
も
數時間
(
すうじかん
)
は
續樣
(
つゞけさま
)
に
讀
(
よ
)
むのであるが、
少
(
すこ
)
しも
其
(
そ
)
れで
疲勞
(
つかれ
)
ぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
投付
(
なげつけ
)
しは先に少しも無理はなく
至極
(
しごく
)
最
(
もつと
)
もなり又
御前
(
おまへ
)
も以前は二百石取の侍士なれば
今
(
いま
)
如何
(
いかに
)
くづ買に
成果
(
なりはて
)
たればとて
顏
(
かほ
)
恥
(
はづ
)
かしく大道を
呼
(
よび
)
歩行
(
あるく
)
ことの出來ざるは
敢
(
あへ
)
て無理とも思はれず
依
(
よつ
)
て
是
(
これ
)
からは
裏々
(
うら/\
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
前記
(
ぜんき
)
の
但馬地震
(
たじまぢしん
)
や
丹後地震
(
たんごぢしん
)
の
如
(
ごと
)
きは
初期微動繼續時間
(
しよきびどうけいぞくじかん
)
の
最
(
もつと
)
も
短
(
みじか
)
かつた
稀有
(
けう
)
の
例
(
れい
)
であるので、
寧
(
むし
)
ろ
例外
(
れいがい
)
とみて
然
(
しか
)
るべきものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
最
(
もつと
)
も
便
(
たより
)
よきは
年
(
とし
)
こそ
取
(
と
)
つたれ、
大根
(
だいこん
)
も
引
(
ひ
)
く、
屋根
(
やね
)
も
葺
(
ふ
)
く、
水
(
みづ
)
も
汲
(
く
)
めば
米
(
こめ
)
も
搗
(
つ
)
く、
達者
(
たつしや
)
なればと、この
老僕
(
おやぢ
)
を
擇
(
えら
)
んだのが、
大
(
おほい
)
なる
過失
(
くわしつ
)
になつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
諸外國
(
しよぐわいこく
)
の
事情
(
じじやう
)
を
悉
(
こと/″\
)
く
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
考
(
かんが
)
へなければならぬのであつて、
最
(
もつと
)
も
見通
(
みとほ
)
しの
立
(
た
)
ち
惡
(
にく
)
いものである。それで
常
(
つね
)
に
商賣人
(
しやうばいにん
)
に
累
(
るゐ
)
を
來
(
きた
)
すものである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
記録
(
きろく
)
に
現
(
あら
)
はれたものも
殆
(
ほとん
)
ど
無
(
な
)
く、
弘仁年間
(
こうにんねんかん
)
に
藥師寺
(
やくしじ
)
の
僧
(
そう
)
景戒
(
けいかい
)
が
著
(
あらは
)
した「
日本靈異記
(
にほんれいいき
)
」が
最
(
もつと
)
も
古
(
ふる
)
いものであらう。
今昔物語
(
こんじやくものがたり
)
にも
往々
(
わう/\
)
化物談
(
ばけものだん
)
が
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
けれども
僕
(
ぼく
)
の
故郷
(
くに
)
は
二萬石
(
にまんごく
)
の
大名
(
だいみやう
)
の
城下
(
じやうか
)
で、
縣下
(
けんか
)
では
殆
(
ほと
)
んど
言
(
い
)
ふに
足
(
た
)
らぬ
小
(
ちひさ
)
な
町
(
まち
)
、
殊
(
こと
)
に
海陸
(
かいりく
)
共
(
とも
)
に
交通
(
かうつう
)
の
便
(
べん
)
を
最
(
もつと
)
も
缺
(
かい
)
て
居
(
ゐ
)
ますから、
純然
(
じゆんぜん
)
たる
片田舍
(
かたゐなか
)
で
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
世
(
よ
)
に
若
(
も
)
し
怪物
(
くわいぶつ
)
といふ
者
(
もの
)
があるならば、
此
(
この
)
軍艇
(
ぐんてい
)
こそ
確
(
たしか
)
に
地球
(
ちきゆう
)
の
表面
(
ひやうめん
)
に
於
(
おい
)
て、
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
るべき
大怪物
(
だいくわいぶつ
)
として、
永
(
なが
)
く
歐米諸國
(
をうべいしよこく
)
の
海軍社會
(
かいぐんしやくわい
)
の
記臆
(
きおく
)
に
留
(
とゞま
)
るであらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
海岸
(
かいがん
)
には、
枝
(
えだ
)
ぶりのうつくしいくろまつがつらなり
生
(
は
)
えたりしてゐます。
同
(
おな
)
じ
松
(
まつ
)
でもあかまつは
山
(
やま
)
に
適
(
てき
)
してゐますが、くろまつは
潮風
(
しほかぜ
)
に
最
(
もつと
)
も
強
(
つよ
)
い
木
(
き
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
最後
(
さいご
)
に
此新横穴
(
このしんよこあな
)
からの
發見物
(
はつけんぶつ
)
に
就
(
つひ
)
て、
最
(
もつと
)
も
注意
(
ちうい
)
すべき
點
(
てん
)
を
附記
(
ふき
)
して
置
(
お
)
く。それは、
供物
(
ぐぶつ
)
らしき
魚骨
(
ぎよこつ
)
の
發見
(
はつけん
)
と、
俵形土器
(
ひやうけいどき
)
の
中
(
なか
)
から、
植物
(
しよくぶつ
)
らしき
物
(
もの
)
の
出
(
で
)
た二
事
(
じ
)
である。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“最”の解説
路最(ろさい)は、衛氏朝鮮の国家運営にあたった4人の合議メンバー(朝鮮相路人、朝鮮相韓陰、尼谿相参、将軍王唊)の1人である路人の子。
(出典:Wikipedia)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
“最”を含む語句
最初
最後
最中
最先
最終
最惜
最前
最上
最愛
最早
最近
最高
眞最中
最期
最少
最大
最上川
最一
最低
最合
...