“自訴”の読み方と例文
読み方割合
じそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心掛らるゝことなれば久八があやまつて縊殺しめころせしと云ひ無證據むしようこのことなるを自訴じそせしにて赤心せきしんあらはれたれば如何にもして助け遣はし度と心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其の証書をもって自訴じそすれば僕の処分は軽い、君と僕とりっこにすればそうだから、証書があれば否応いやおうなしに五六千円の金を出さなければなるめえ
「親分——私が惡うございました。伯父を殺したのは、此私でございます。お北さんが縛られるのを此眼で見乍ら、ツイ自訴じそし兼ねてしまひました。私は卑怯者に相違ございません」
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)