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自訴
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じそ
ふりがな文庫
“
自訴
(
じそ
)” の例文
心掛らるゝことなれば久八が
過
(
あやま
)
つて
縊殺
(
しめころ
)
せしと云ひ
無證據
(
むしようこ
)
のことなるを
自訴
(
じそ
)
せしにて
赤心
(
せきしん
)
の
顯
(
あら
)
はれたれば如何にもして助け遣はし度と心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其の証書をもって
自訴
(
じそ
)
すれば僕の処分は軽い、君と僕と
遣
(
や
)
りっこにすればそうだから、証書があれば
否応
(
いやおう
)
なしに五六千円の金を出さなければなるめえ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「親分——私が惡うございました。伯父を殺したのは、此私でございます。お北さんが縛られるのを此眼で見乍ら、ツイ
自訴
(
じそ
)
し兼ねてしまひました。私は卑怯者に相違ございません」
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三膳出しましたと
云
(
いっ
)
て、
却
(
かえ
)
ってこの男を
怪
(
あやし
)
んだ、
爰
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
てこの男は主人の妻子が
付纏
(
つきまと
)
って、こんな不思議を見せるのだと思い、
迚
(
とて
)
も
逭
(
のが
)
れぬと観念した、
自訴
(
じそ
)
せんと
取
(
とっ
)
て
返
(
か
)
えす途上
捕縛
(
ほばく
)
されて
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
又「無いよ、どうせ人を害せば
斬罪
(
ざんざい
)
だ、僕が証書を持ってゝ
自訴
(
じそ
)
すれば一等は減じられるが、君は
逃
(
のが
)
れられんさ、
宜
(
よろ
)
しいやねえ、まア
宜
(
い
)
いから心配したもうな」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
停
(
とゞ
)
め
相果
(
あひはて
)
たる赴き
畢竟
(
ひつきやう
)
傍輩
(
はうばい
)
の心實より爲したる事實と相聞え加ふるに千太郎
實父
(
じつぷ
)
吉兵衞外一同よりも助命を願ひ出又其方こと
速
(
すみや
)
かに
自訴
(
じそ
)
に及びし段
神妙
(
しんめう
)
に付死一等を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
父親の彌助が
自訴
(
じそ
)
して出たと聞くと、お吉は今まで否定し續けた態度を一變して
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
父親の弥助が
自訴
(
じそ
)
して出たと聞くと、お吉は今まで否定し続けた態度を一変して
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
五兵衞吉兵衞の兩人へ引渡しに成たりける元より久八が
縊
(
くび
)
り
殺
(
ころ
)
したる
趣
(
おもむ
)
き
自訴
(
じそ
)
せしかば翌日甲州屋吉兵衞伊勢屋五兵衞久八の
伯父
(
をぢ
)
六右衞門一同等御
呼出
(
よびだ
)
しにて調べとこそは成りにけれ。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お菊が殺され、お吉が縛られ、彌助は
自訴
(
じそ
)
して出た、殘るのはお樂一人だけ。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
訴
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
“自”で始まる語句
自分
自
自然
自棄
自惚
自由
自暴
自家
自動車
自宅