“築上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきあ60.0%
きづきあ20.0%
ちくじょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも周三は近頃ちかごろおそろしい藝術的げいじゆつてき頬悶ほんもんおちいツて、何うかすると、折角せつかく築上つきあげて來た藝術上の信仰しんかう根底こんていからぐらつくのであツた、此のぐらつきは、藝術家にりて、もつとも恐るべき現象げんしやう
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「そんなら、ひても信仰を求めたらどうでせう。或る場合には築上きづきあげるんですね。無信仰の時代なんて、そんな事を考へただけでも恐ろしいですね。」
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
豊前ぶぜん築上ちくじょう郡などではこの木の棒をネンギ、伊予いよ宇和島うわじまではこれをキネンといい、またネンガリともいうのは日本海側のネンガラと似ている。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)