“聞訊”の読み方と例文
読み方割合
ききただ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でよく聞訊ききただして見ますと、その前の晩の夜更けに、友達の寝ている部屋へ私が入って行って、友達を叩き起して矢庭に議論を始めたのだ相です、何でも
二癈人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこで段々聞訊ききただして見ますと、実に意外なことが分って来ました。田中が云うには、丁度その前の晩に、寝床の中でハッとある事を思い出したのだ相です。
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それを聞くと、私の友達はあんじょう、大いに好奇心を起したものである。そして、一体全体、それはどういう方法で用いるのだと、はなはだ熱心に聞訊ききただすのであった。
毒草 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)