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聞訊
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ききただ
ふりがな文庫
“
聞訊
(
ききただ
)” の例文
でよく
聞訊
(
ききただ
)
して見ますと、その前の晩の夜更けに、友達の寝ている部屋へ私が入って行って、友達を叩き起して矢庭に議論を始めたのだ相です、何でも
二癈人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そこで段々
聞訊
(
ききただ
)
して見ますと、実に意外なことが分って来ました。田中が云うには、丁度その前の晩に、寝床の中でハッとある事を思い出したのだ相です。
モノグラム
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それを聞くと、私の友達は
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
、大いに好奇心を起したものである。そして、一体全体、それはどういう方法で用いるのだと、
甚
(
はなは
)
だ熱心に
聞訊
(
ききただ
)
すのであった。
毒草
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
黄金仮面に扮した役者の身元を
聞訊
(
ききただ
)
し、その住居に手入れをした所が、意外にも当の役者は、その日一日家にとじこもっていて、一歩も外へは出なかったとの答えだ。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
時々交番の前で立止っては、巡査に煙草店の所在を
聞訊
(
ききただ
)
しながら、テクテクと歩いていた。
二銭銅貨
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
警部が、臨時被告の住所姓名其他を
聞訊
(
ききただ
)
した後、先ずおだやかな第一
矢
(
し
)
を放った。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
会社が
退
(
ひ
)
けて、丸ノ内の大通りを並んで歩きながら、私がそれについて
聞訊
(
ききただ
)
した時、初代はやっぱり、うしろを振返るようにしながら、私の脇にすりよって、次の様な事柄を訴えたのである。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
で、私がそれを
聞訊
(
ききただ
)
そうとしていた時、ドアにノックの音が聞こえた。
何者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
訊
漢検準1級
部首:⾔
10画
“聞”で始まる語句
聞
聞説
聞済
聞分
聞咎
聞惚
聞書
聞糺
聞人
聞合