“狗肉”の読み方と例文
読み方割合
くにく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本は一般の公共事業から些細な商品に至るまで、羊頭をかかげて狗肉くにくを賣るものではないかとの不安を感じさせないものは殆ど無い。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
いいかげんな呪術師まじないしがありますが、ほんとうにこれは羊頭を掲げて狗肉くにくを売るもので、あくまでそれは宗教の名において排撃せねばなりません。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
もちろん立ち食いそのままのていでよくできている店というならば、何軒でもあるにはあるが、実際には“羊頭ようとうを掲げて狗肉くにくを売る”たぐいが大部分である。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)