“門構”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんがまえ65.2%
もんがま13.0%
もんがまへ13.0%
かどがまへ4.3%
ゲート・ウェー4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「年が若くって起居たちいに不自由さえなければ丈夫だと思うんだろう。門構もんがまえうちに住んで下女げじょさえ使っていれば金でもあると考えるように」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三条さんじょうまでると、たくさんりっぱなお屋敷やしきならんだ中に、いちばん目にたってりっぱな門構もんがまえのお屋敷やしきがありました。一寸法師いっすんぼうし
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それをも顧みずに猶進めば、果して町の盡頭はづれとも覺しきあたりの右側に、高く石垣を築きおこしたるいかめしき門構もんがまへの家屋あり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
三十間堀さんじつけんぼりに出でて、二町ばかり来たるかどを西に折れて、有る露地口に清らなる門構かどがまへして、光沢消硝子つやけしガラス軒燈籠のきとうろうに鳥としるしたるかたに、人目にはさぞわけあるらしう二人は連立ちて入りぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
普通、小さな骨組建築フレーム・ウワークか、ゲートの無い門構ゲート・ウェーが村の入口を示し、そこを入るとすぐ家が立ち並ぶが、同様にして村の通路の他端を過ぎると共に、家は忽然として無くなって了う。