“生竹”の読み方と例文
読み方割合
なまだけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより共に手伝ひつつ、はじの弓に鬼蔦おにづたつるをかけ、生竹なまだけく削りて矢となし、用意やがてととのひける。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
生竹なまだけと生松葉の匂ひが、宗吉の良心を喚びさましたのです。それに引かへて、忠左衞門の娘のお初は、來月に迫る伊勢屋への嫁入りを嫌つて、一緒に逃げてくれと宗吉に迫るのです。