“不釣合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふつりあい69.2%
ふつりあ23.1%
ふつりあひ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米を大量にしらげるための杵であって、後に餅搗きにこれを転用したことは、今でも餅臼もちうすが是と不釣合ふつりあいに小さいのを見てもわかる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
不釣合ふつりあいに太い着物のふきが、すわっていながら膝の前へ垂れているのが不自然であるが、それは間もなく忘れられた。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
私の母は不釣合ふつりあひだと云ふ友達の意見にそむいて、私の父と結婚したこと、祖父のリードは大いにその不從順を怒つて彼女に一文も與へずに追ひ出したこと。