“ふつりあひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
不釣合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の母は不釣合ふつりあひだと云ふ友達の意見にそむいて、私の父と結婚したこと、祖父のリードは大いにその不從順を怒つて彼女に一文も與へずに追ひ出したこと。
「そんなことなんぞ? もつと/\不釣合ふつりあひな御結婚は始終しよつちゆうのことではございませんか。」
ジエィン、僕はあなたを細密に、嚴重に見張らうと思ふ——そのことを忠告して置きますよ。だからあなたが平凡な家庭的な喜びに夢中になつてゐる、その不釣合ふつりあひな熱情を努めて抑へるやうになさい。