“ふつりあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不釣合60.0%
不吊合40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
職業とこれに従事する者の不釣合ふつりあ
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
背の高い、色の白い、目鼻立ちの立派な兄文治と、背の低い、色の黒い、片目の弟仲平とが、いかにも不吊合ふつりあいな一対に見えたからである。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ぞんざいなことばと不吊合ふつりあいに、傘を左の手に持ちかえて、おうように手袋に包んだ右の手の指さきをさしのべた。渡辺は、女が給仕の前で芝居をするなと思いながら、丁寧にその指さきをつまんだ。
普請中 (新字新仮名) / 森鴎外(著)