“はくじつ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ハクジツ
語句割合
白日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、その性質如何いかんかゝはらず、一たい人の犯罪乃至ないしは祕密を探し尋ねて、それを白日はくじつにさらし出すとふ事はあんまり好い氣持のするものぢやありません。
探偵小説の魅力 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
いずれにせよ、南朝方のよろこぶ足利家の内訌ないこうは、これによって大きな肉の裂け目を、白日はくじつにさらしてしまった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつも私が、丁度夢の中の娘に叫ぶやうに、ふいに白日はくじつの中に現はれたところの、現実の娘に呼びかけようとした。どうして、何故に、夢が現実にやつて来たのだらうか。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)