“火遁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かとん81.8%
くわとん18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修錬の極致に至りますると、隠身避水へきすい火遁かとんの術などはいうまでもございませぬ、如意自在な法を施すことが出来るのだと申すことで。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
忍術には水遁すいとんの術、火遁かとんの術、木遁もくとんの術などいろいろありますが、小林君の発明したのは「書遁しょとんの術」とでもいうのでしょう。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
だますのは、言はゞ火遁くわとんの術で、衆生濟度しゆじやうさいどの方便だと思ひ込んでいらつしやいました
しや火遁くわとんの術ありとも
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)