“前倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のめ75.0%
のめり12.5%
まへたふ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、一尺ほどまた力を入れて右へ引いた戸の隙間から、頭へ雪の花弁はなびらを被って、黒い影が前倒のめるように飛び込んで来た。
傍にはこれも同じく頭を繃帯でくるくる巻いた主人が横たわっている、言葉をかけようとしたが舌が重くって物憂い、体を起しかけたら忽ち眩暈めまいがして前倒のめりそうになった。
鳩つかひ (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
前倒まへたふしにげて、ひし美女たをやめすがると、りもはらはず取添とりそへて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)